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次へ のび太「お、お、おォォォォ!!!! すっ、スゲエ!!!! 力が、力が湧いてくるゥゥ!!!!!」 ドス黒く光ったゲンガーの横で、のび太は言いようのない快感に声を上げる。 脳内麻薬が分泌され、わなわなと力がみなぎる。 コウ「な……なんだこれは……?」 どう見ても異常としか言いようのない光景にコウはすくみ上がる。 この場所から逃げ出したい。 しかし、足が言うことをきかない。 「うああああああああああああ!!!」 部下の一人が叫びをあげた。 声を上げただけ、それだけならまだ良かった。 そいつはそこから逃げ出した。 そして、その逃走は成功しなかった。 逃げる団員の耳をゲンガーが放った漆黒の弾が削りとっていってしまったからだ。 「ウギャアアアアアア!!!!」 血が噴き出す耳を押さえ団員はその場に伏す。 のび太「キシシシシシ……。 ツレねえな………。待てよ」 コウでさえ目を背ける光景を前に真ん丸メガネの少年は残酷そうに笑っていた。 死ぬ。殺される。 その場にいた全員がそう思った。 コウも含めて。 全員が死の絶望で静まりかえる中、ゆっくりとのび太は言った。 のび太「まあまあ、逃げるなとは言ったけど問答無用に殺すとは言ってないよ。 うん。俺だって情けはあるしな。 ちょっとした条件を飲んで貰えばいいんだ。 簡単に言えば取引だ。」 のび太がニヤリと笑う。 コウ「取引…………だと?」 コウは首を傾げる。 しかし疑念と共に条件次第で生命が助かる可能性のある事に、彼は密かな安堵感を感じていた。 いざとなれば部下の命を差し出す。彼はそう思っていた。 コウ「ハハッ。取引? い、いいだろ。言ってみなよ。 金かい?ロケット団撃退の手伝いかい?」 コウは答える。 微笑みながらもその顔はひきつっていた。 のび太「いやいや、そんな大層なことしなくて良いぜ。 一つ目の条件はおとなしく投降すること。 二つ目はここで起こった事は一切他言しないこと。 それと……」 のび太がしゃべっている途中でコウが口を挟む。 コウ「分かった!分かった!従うよ! おい!部下達!これからコガネ外部に……」 のび太「は?何ふざけてんの? お前は残るんだよ、ここにな。」 のび太「逃げたいか? 何故自分が選ばれてるか解んねえのか?」 コウはコクリと頷く。 その顔は雨か他の液体かでグシャグシャだ。 のび太はその顔を地面に擦り付けて言う。 のび太「いや、別に誰でもいいんだ。耳が無くなったアイツでも計画は成り立つんだ。 でもな、お前はコイツらのリーダーだから落とし前はテメエにつけて貰おうと思ってな。 別に代わりがいればそいつでいいんだ。 あ、そうだ。テメエは「人望」のあるお方だったよな。 その「人望」で代わりもゲットすりゃあいいじゃねえか。」 のび太は周りの団員を見る。皆は目をそらす。 のび太「おーい。部下共。 コイツの代わりになる奴はいるかー? 代わりになる奴は残ってそうでない奴は逃げてくれ。 大事な上司が困ってるぜー。」 団員「ヒィ!」 それを聞いた団員達は巻き添えは嫌だとばかりに一目散に逃げ出した。 雨の中残ったのはただ二人。 逃げ出してゆく団員を見ながら鼻で笑うのび太。 のび太「ふん。 カスの「人望」なんて所詮こんなモンか。 笑わせてくれんなあ。 ……さて。お前の「命」を貰おうか………。」 のび太の手がコウの頭を持ち上げる。 コウ「ヒイィィャァァ!!!」 コウは金切り声を上げる。 しかし腐ってもコウもロケット団幹部の一人。 意味もなく恐怖におののき悲鳴を上げた訳ではない。 コウ『奴の後ろにクロバットとエアームドが………』 のび太は自分の頭を掴み顔を歪ませて笑っている。どうやら後ろの危機には気づいていない様だ。 コウ『どんなにポケモンが強くてもね……、トレーナー自身を殺せばいいんだよ。 このまま演技で油断させてエアームドの翼で首の動脈かっ切ってやる……』 のび太の背後にエアームドが迫る。 コウは音を消すため声を上げる。雨も、それを助長する。 本来ならカチッ、カチッという音を立てるハズだが、それらのおかけで気づかれない。 更にエアームドは接近し、射程距離内に入った。 コウ『ヘヘッ。後数mだ……。 僕の勝ちだ……』 血まみれのコウの口は微笑みで少しつりあがった。 一方、ドラえもんはのび太との合流を諦め、単身ラジオ塔内部へと侵入を開始していた。 無人の一階フロアを通過し、二階への階段を登りながらドラえもんは考える。 ドラえもん『のび太君………。 何故来なかったんだろう? やっぱり奴に捕まったのかな? だとしたらこっちも急がないといけない。 のび太君が幹部に見つかったということは逆に言えば、幹部はそのせいで足止めされているといること……。 しかし……。』 現在、このイベントは確実に終盤に差し掛かっているといえよう。 と、いうことはあることについて懸念する必要性が生まれる。 そう、それは時間犯罪者の件である。 ドラえもん『奴の目的はあくまでもこのイベントの達成……。 達成間近な今、奴が僕らを攻撃して来ないとは限らない……。 最深の注意を払わないと………』 彼の神経回路が緊張によりバチバチと小さな火花を上げる。 ドラえもんは二階を通過し三階へ向かった。 三階もやはり蛻の殻だった。 ドラえもん『引き離し作戦がここまで上手くいくものなのか?』 微かな疑問を感じつつも足は確実に最上階を目指してゆく。 しかし、五階への階段を登る途中でドラえもんの足は止まった。 局長室が見えたのである。 ドラえもん『ここにボスが……。』 ドラえもんは大きく息を吸い込む。 ここにボスがいるかどうかはドラえもんは知らない。 しかし、何か「凄いもの」がいるという威圧感のようなものは感じる。 このごに及んでしたっぱが出てくるハズがない。 故にこの威圧感の正体はロケット団の首領と考えて間違いないだろう。 恐らくこのイベントはロケット団の首領を倒し、怪電波発生装置を止める事により終わる。 長かった戦いもここで一区切りがつくのだ。 物事を成し得るにはそれ相応の覚悟がいる。 ドラえもんはそれをしようとしていた。 ドラえもんは止まった足を再び動かす。 一歩、一歩確実にドアへ向かってゆく。 そしてドアノブに手をかけた。 ドラえもん『開けるぞ!開けるんだ!』 大きく息を吸い、ドラえもんはそれをした。 ドアを開いたその先の視界には、ヘッドフォンをつけコーヒーをすする一人の老人が映っていた。 ドラえもんは呆気に取られている。 今、ここでのんびりブレイクタイムを取ってるのが本当にロケット団首領のトシミツなのであろうか? 老人であることは、手のシワからある程度は分かる。 顔は見えない。奴は窓の方を向いてるからだ。 ドラえもんは思った。 ドラえもん『これはチャンスではないか? 奴はヘッドフォンで音楽を聞いているし、こっちを全く振り向かない。 気づいてないのでは?』 ドラえもんはそろりと老人の方に近づく。 しかし、物事はうまくは進まないようだ。 ここで老人は初めて口を開いた。 「部屋に入る時はノックをするもんじゃないかな? え?青狸君。」 「僕は狸じゃない!」と言うのも忘れ、ドラえもんは足を止めた。 一瞬硬直するドラえもんに老人は言う。 老人「まあ、落ち着きたまえ。 先ずはお茶でもしないか?ここにハーブティがある。 結構高級品だから心して飲むようにな。 おっと、椅子も必要だね。」 老人はドラえもんの方を向き、ティーカップにお茶を入れる。 その顔は間違い無い。 あの時演説していたトシミツという奴だ。 お茶を差し出されるも、ドラえもんは疑り深い視線で老人を見つめ出された椅子にも座ろうとしない。 体は勝手に警戒体制をとっている。 トシミツ「緊張しているのか? まあ無理も無いことだ。初対面の者は必ずそうするものだ。 ま、掛けろといっても無理にとは言わないがね。」 トシミツはヘッドフォンを外し、テーブルの上に置いた。 電源は切られてないのか、まだシャカシャか音がする。 トシミツ「君は「GREEN DAY」の「Minority」という曲を知ってるかね?」 トシミツはその電源をパチリと消し、訊いてきた。 ドラえもんは首を横に振る。 トシミツ「政府という多数に流れてゆく人々や世間を皮肉った曲なんだ。 イントロの部分がグッと来る。 全米でスーパーヒットを記録した程の曲なんだがね、何かおかしくないか? 「少数派」のための曲なのに、何故か「大多数」のから賛辞を受けている。 何処か矛盾してないか? 「少数派」のための曲ならヒットするのはおかしい、そう思わないか?」 トシミツは訊いてくる。 ドラえもんはよく意味が分からず黙っている。 トシミツは続ける。 トシミツ「私も昔は音楽の道を志していてね、現在の世の中を批判する曲を書きまくっていたよ。 しかし、それには限界が有ることに気づいた。 音楽で心を訴えても、世間は全く動いてくれやしない。凶悪犯罪、孤児差別、戦争!全く無くなりやしない! そして私は幾等言っても無駄だと思い、音楽を辞め、ロケット団に入った。 しかし、挫折して音楽を辞めたがどうすればいい!? 私の心をどのように伝えればいい!?」 トシミツは言う。 口調は穏やかだが、だんだん熱が入ってきている。 トシミツ「そこで私はラジオ塔をのっとった。 怪電波装置はただの建前。 本当の目的はこのラジオ塔を通して私達の心を全国に伝える事。 言っても無駄な奴らには行動で分からせてやる。 君は私の言ってる事が間違ってると思うかね?」 ドラえもん「間違ってる!!」 ドラえもんは息を絞りだし、叫んだ。 ドラえもん「あなたは……あなたはそんなくだらない事で、こんなに沢山の人々を傷つけ、苦しめたんですか? 自分の欲求を晴らす為? ゲームのキャラにこんなこと言うのもなんだけど………あなたは自己中だ!」 ドラえもんは叫んだ。 それを聞いたトシミツは少し悲しそうな顔をして言った。 トシミツ「やはり君には伝わらなかったか……。 やはり争わねばならないようだね。 残念だよ。 行け、ニョロボン。」 トシミツはボールを投げ、ニョロボンを繰り出した。 トシミツは言う。 トシミツ「本当なら戦いは嫌いなんだ。 力ずくで相手を従わせても相手の「心」は従っていないんだ。 「心」を手に入れなければ本当の服従関係は生まれない。 しかし、君は私の計画をどうしても邪魔しようとする「言っても無駄な敵」だ。 言って駄目なら行動で分からせる……。いくぞ! ニョロボン、ハイドロポンプ!」 ニョロボンの腹部から激流が飛び出し、ドラえもんを襲う。 ドラえもん「そんなの効かない! 行けッ!キマワリ!受け止めろ!」 ドラえもんはそれに対応してキマワリを繰り出す。 ハイドロポンプがキマワリに命中するが、タイプのせいか思った様なダメージは与えられない。 ハイドロポンプを堪えたキマワリは攻撃に転ずる。 ドラえもん「はっぱカッターだ!」 トシミツ「遅い!ニョロボン、さいみんじゅつ!」 キマワリの行動の前にニョロボンの「さいみんじゅつ」がヒットし、キマワリは眠ってしまった。 しかし、ドラえもんは動じない。 ドラえもん「眠りか……。本来なら厄介だけど、これはなんでも有りの実戦。 眠気覚ましで簡単に対処出きる!」 ドラえもんはキマワリの眠り状態を解除する。 ドラえもん「眠りは無駄だよ!!!」 得意気に笑うドラえもん。 しかし、トシミツはそれを見ても今だ余裕の表情を浮かべている。 それに少しドラえもんは不気味さを感じた。 トシミツが言う。 トシミツ「眠らせた事が無駄だって?果たしてそうかな? ニョロボン、キマワリに「じわれ」だ」 ニョロボンが飛び上がり、床に衝撃を放つ。 その衝撃で床に破れ目が生じる。 そして、その裂目は一直線にキマワリの方へと向かっていき、キマワリに直撃した。 ドラえもん「キマワリ!!」 ドラえもんはキマワリに駆け寄る。 ドラえもん「一撃技にも関わらずこの正確さ………さては「こころのめ」か!!!」ドラえもんが叫ぶ。 やられた原因はすぐに分かった。 恐らく「さいみんじゅつ」を使ったのはこちらに「こころのめ」を決める為の隙を作るためだろう。 (敵)さいみんじゅつ→(ドラ)眠り→(ドラ)眠気覚まし といった流れでこちらが一動作分無駄な動きを取らざるを得なくなる。 多分その間に「こころのめ」を決められたに違いない。 キマワリに駆け寄ったドラえもんは、キマワリの容態を確認し苦い表情を浮かべる。 ドラえもん「くっ!元気の欠片を使わないと……」 ドラえもんはその場でキマワリの回復をしようとした。 しかし、それがいけなかった。 ドラえもんの足元からピシピシと破滅の音が聞えだした。 「じわれ」の影響で床が崩れかけているのである。 ドラえもん『ヤバイ……。このままじゃ……床が抜けて………。』 トシミツはニヤリと笑い、指示を出す。 トシミツ「いい案配じゃあないか。 まあ、ここから床に落ちても死にはしないよ。 ニョロボン、もう一度じわれだ。 このフロアの床を崩せ。」 ドラえもん「うわあああああ!!!」 無情にもドラえもんの足場は崩れ去り、その体は瓦礫と共に四階フロアに叩きつけられた。 ガラッ。 四階フロアの瓦礫を払い除け、ドラえもんが姿を現す。 右腕が少しショートしていたが、気にしてはいられない。 すぐに追撃が襲ってくることは目に見えているからだ。 ドラえもんは辺りを警戒する。 ドラえもん『この階に奴がいる気配は無い……。 と、いうことはまだ上に居る。』 ドラえもんは思考を巡らせる。 さっきのでポケモン自体の実力の差は余り無い事が分かったが、戦いの経験からくる戦術レベルの差が違い過ぎる事も明白になった。 少々卑怯だが、もう秘密道具に頼るしかない。 恐らく次の手は階下へのハイドロポンプである可能性が高いだろう。 すると少々マズイ事になる……。 ドラえもんはショートを起こしている右腕をチラリと見やる。 そこを水に浸けたらどうなるかは言うまでも無いだろう。 ドラえもんはポケットからひらりマントを取り出すと、上を向いて身構えた。 ドラえもん『さあ、来い。はね返してやる!』 ドラえもんが上を睨みつけたその瞬間だった。 階段の方からガラリという音が聞こえた。 誰かがこの階に侵入したらしい。 だが、それは100%トシミツではない。 音が聞こえたのは上からではなく、下からの階段だからだ。 ドラえもん『まさか……のび太君?助けに来てくれたのか……?』 ドラえもんは一瞬、援軍を期待した。 しかし、ドラえもんの期待は無惨に打ち砕かれる事になる。 現れたのはメガネの冴えない少年ではなく、長身の銀髪男だったのである。 ドラえもんはそいつの名を叫んだ。 ドラえもん「お前は………コウ……!!!」 まさかの敵の出現に、嘆きに近いドラえもんの声が漏れる。 服装がさっきと違っていたのですぐには分からなかった。 何故服装を変えたのかも気になるが、ドラえもんは今最も安否が気になる人間の事を聞いた。 ドラえもん「のび太君はどうした……?」 コウ「………………。」 返事はない。 コウは何も言わず瓦礫の山を超え、五階へ向かう。 上のトシミツも階下から訪問者がやってきたのに気づいたらしい。 トシミツ「コウ君、丁度いい時に来たね。 今戦闘中なんだ。 しかし加勢はしなくていい。 二対一は卑怯だ……。 卑怯な手では相手の「心」を屈服させられない……。 すまないが見ていてくれないか?」 トシミツは言う。 そして、その時初めてコウは口を開いた。 コウ「………ていけない……」 トシミツ「なに?」 コウの声は小さく、聞き取り辛かった。 聞き返されたコウは面倒臭そうに、もう一度言った。 コウ「ついていけないんですよ……。あなたには。」 トシミツ「何だと………!?」 予想もしていなかった言葉にトシミツは驚く。 彼をよそに、コウは話を続ける。 コウ「貴方ね……。無能なんですよ……。 貴方の甘い作戦のお陰でセンターは爆破され、コイツらにも侵入を許してしまったんですよ……?」 コウは吐き出すように言う。 トシミツは黙っている。 コウ「私は本気で勝つべきなら籠城と言いましたよね……。 なのにアンタは部下の為だかなんだか知らないが、「あまごい」を続けさせる為にエンジュに出撃した……。 部下の命とか言う馬鹿馬鹿しい物の為に……全てを無茶苦茶にした……。」 30年来部下を第一に考えるトシミツにとって、コウの言葉は余りにもショックだった。 無理もない。自分の生き方の半分を否定されたようなものだからである。 そしてコウは言った。 コウ「貴方にはもうついていけません。 ならば僕はこれから好きにする!!!」 トシミツ「で…………。 君は何が言いたいんだね?」 トシミツは訊く。 そしてコウから発された言葉は部下への愛情を注いで止まないトシミツにとっては信じられないものであった。 コウ「僕は無能な貴方を殺してロケット団の首領になる……。そういうことです。」 コウはそう言い、ポケットからモンスターボールを取り出した。 中からはゴローニャが飛び出す。 コウ「あなたの死体は一切残しません。 コイツの「だいばくはつ」で死んでください。 団なら心配要りません。 部下達や、他の幹部には戦死したと言いますよ。 安心してください。」 ゴローニャにプラスパワーを使いつつ、コウは言う。 一方、下から話を聞いていたドラえもんは軽いデジャヴに襲われた。 ドラえもん『ん? この展開何処かで見たことあるぞ。なんだっけ……? いや、それより今はヤツを止めなきゃ!』 ドラえもんはコウの暴走を止めるべく、階段を登った。 コウ「逃げないでくださいよ。 少しでも逃げる素振りを見せたらその瞬間爆破します。」 コウはトシミツに釘を刺す。 そう言われては動く事も出来ない。 トシミツ「何故……? 何故このような事をする……?」 トシミツが訊く。 コウ「うるさいなあ。喋らないでくださいよ。 今立場は逆なんですよ。 僕の許可無しに喋らないでください。」 コウはうすら笑いを浮かべて返した。 その瞬間、 ドラえもん「ヌオー!!!みずでっぽう!!!」 階段を登ってきたドラえもんがコウに攻撃を仕掛けた。 不意を突かれたコウのゴローニャはまともにみずでっぽうを喰らう。 ドラえもん『倒してしまえば「だいばくはつ」を阻止出来るぞ!』 しかし、悲しいかな。その攻撃は効果が抜群にも関わらず、ゴローニャに対して余り効果を挙げる事は出来なかった。 コウはギロリとドラえもんを睨む。 コウ「ウザイですね………。 コイツを先に殺してからにしましょうか……。」 コウは呟く。 それを慌ててトシミツが止めた。 トシミツ「待ってくれ! その青狸君は全く関係無い!! 青狸君分かったろ。死にたくなければ早く帰りたまえ。」 トシミツが言ったがコウは聞く耳を持たない。 コウは静かにゴローニャに命令を下した。 コウ「ゴローニャ、あの青狸に向かって「いわおとし」だ。」 ドラえもん「くっ!」 ドラえもんはこれから来る攻撃を撃退しようと身構えた。 プラスパワー四個分の攻撃だ。 並のの威力ではないだろう。 ドラえもん「来るぞッ!!」 コウ「さあ、行けッ!!!ゴローニャ!! ………………ゴローニャ?」 ゴローニャはコウの命令に反応せず、動こうとしない。 コウ『何故言うことを聞かないんだ……?』 コウが首を傾げた瞬間だった。 「キュイイイイイ・・・・・」 冷たいゴローニャの岩の体が、ほのかに光を帯び始めた。 トシミツ「こッ、これは……だいばくはつの前兆じゃないか!」 一早く異変に気づいたトシミツが声を上げる。 コウ「ばかな………、僕は一言もだいばくはつの指示を出してなかったぞ!」 コウは悲痛な声を上げる。 ゴローニャは以前として光を発し、だいばくはつの前兆を止めようとしない。 コウ「いかん!このままじゃ爆発する。 死んでしまうッ!!」 コウは黄色い悲鳴を上げる。 コウ「だっ、脱出せねばッ!!!」 そして、コウは下の階段に向かい走り出した。 コウ「どけえぇぇぇッッ!!!」 コウは階段の前にいたドラえもんを弾き飛ばし下へ向かう。 ゴローニャは強い光を発し、爆発寸前だった。 トシミツ「くっ………。もう逃げても間に合わない……。 青狸君……済まない……。 私の部下への教育が悪かったせいで……君は死ななくて良かったのにな……。」 トシミツは言う。 その言葉は苦しそうではあったが、死期を完全に悟った穏やかな口調だった。 しかし、その青狸の目はまだ死んではいなかった。 ドラえもん「諦めないで!! 通り抜けフープで脱出する! それと僕は狸じゃない!!!!」 ドラえもんはそう叫び、トシミツの方へ走る。 そして、ゴローニャの体は強い光に包まれ、激しい爆発を起こした。 次へ
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本日 - 人、合計 - 人、昨日 - 人、更新日2010-09-24 パリス攻略 マップ攻略 ボス攻略ボス攻撃パターン 情報色々 参考動画 コメント マップ攻略 大迷宮は、50階の構成となっているダンジョンとなっている。 一階毎にボスがおり、50階のボスを倒した後に、パリスと戦うことが出来る。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (入室.JPG) ここより入室可能 ボス攻略 パリスの攻撃方法として一番気をつけるのは、羽によるMPを減らす攻撃、パーフェクトシールなどの無敵状態を無視して反射するリベンジの2点となる。パリスの行動を逐一観察し、一気に攻撃をして勝とうとしないこと。 こちらのスキル中にパリスがリベンジをしてくることもあるのだから。 ボス攻撃パターン パリスの攻撃方法として、通常の状態から 赤いオーラ⇒羽(一方向) 羽(全方向) リベンジ 叩きつけ 蛙変化 光柱 の数パターンから攻撃をしてくる。 パリスがよく行う行動として、赤いオーラを纏って羽を飛ばすのが多い。 羽(一方向) パリス自身が赤いオーラを纏い、 一方向へHP、MPを減らす羽を飛ばしてくる。 パリスが上記の行動を取ったら回避行動をすること。 パリスの前面にいないからと油断してると、いきなり方向転換することもあるので、気をつけること。 また、この攻撃状態が一番安全な為、後ろから攻撃するのが良い。 ただし、近づき過ぎると赤いオーラによるダメージで3000程度受ける。 一撃:HP、MP1000減少 羽(全方向) 羽(一方向)と同じく、パリス自身が赤いオーラを纏い、 全方向へHP、MPを減らす羽を飛ばしてくる。 この攻撃に対しては、空中で攻撃をしているのが一番の回避策となる。 盗賊職に関しては、バロウなどを使用しパリスの攻撃が終わるまでもぐっているのがいい。 また、無理にこの状態のパリスに攻撃を加えようとすると、自身のMPが急激に減少し、 スキルによる攻撃や、回復が立ち行かなくなる。 ビショップであれば、回復を捨てて無理やり攻撃するのも有り。 また、未確認の情報ではあるが、HPが25%以下になると羽にダウン属性が付き、 MPは90%ほど減るとのこと。 確認が取れ次第確定情報として記載します。 ダウンは確認。 一撃:HP、MP1000減少 リベンジ 通常の状態から上記の画面のように白いバリアを纏い、 プレイヤーキャラに近づいてくる。 リベンジのスキル自体は通常状態から即座に発動させてくる為、 赤いオーラを纏っていないパリスを攻撃するのは大変危険である。 クマスクリュー、スパークロックなどの置くタイプのスキルを使用中にリベンジをされて、 一瞬で蒸発・・・ということもある。 また、プリーストの“パーフェクトシール”を使用中であっても攻撃を反射してくる。 究極技に関しては試したことがない為、不明。 一撃:自身の攻撃をほぼ100%反射 叩きつけ 通常の状態から上記の画面のように構え、 叩きつけの攻撃をしてくる。 一撃:3000~4000 蛙変化 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (蛙1.JPG) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (蛙2.JPG) 上記の画面のようにパリスが白い玉を出す。 その玉に当たると蛙に変化する。 また、この玉に関してはホーミングが異常にするが、全力で逃げれば 回避することが可能。 時間:10秒? 光柱 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (光柱.JPG) フィールド全域に光柱を発生させる。 この光柱に近付くと引き寄せられる為、離れて行動するのが良。 また、蛙に変化している状態で光柱に近付くと一瞬で蒸発する。 一撃:8000前後 情報色々 パリスを倒した際にもらえる業績、“アルティメットスレイヤー”だが、ただ、倒しただけではもらえない。英雄クエでパリスを倒すと手に入る。英雄クエの進行可能LVは65からとなる。 パリスを倒す英雄クエの前提クエとして、神経痛にいい薬正しく生きよう友の負傷復讐はおまえのもの神秘の薬草悪魔の草についての警告悪霊の草調査魔法素材入手1~9希望の源1~4ドラゴンライダーの噂1~3と上から順にこなす必要がある。その後に英雄クエが出、パリスを倒す英雄クエが出る。無事、パリスを倒すと“パリスの精霊”、“アルティメットスレイヤー”が手に入る。 参考動画 コメント 名前 コメント Copyright ©2009-2010 一口茶屋 All Rights Reserved. Copyright c 2009 Barunson Interactive Co., Ltd. All Rights Reserved. Copyright c 2009 NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.
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「いちばんいけないのは 自分なんかだめだと思いこむことだよ」 + 担当声優 太田淑子 日本テレビ版 小原乃梨子 テレビ朝日版第一期 丸山裕子 テレビ朝日版第一期(代役) 塩屋浩三 テレビ朝日版第一期(高校生・大人時代) 広森慎吾(現:森しん) テレビ朝日版第一期(大人時代(2代目))、『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』 橋本晃一 テレビ朝日版第一期(青年時代) 大原めぐみ テレビ朝日版第二期以降 門脇舞以 テレビ朝日版第二期(幼少時代) 堀秀行 テレビ朝日版第二期(大人時代) 川中子雅人 テレビ朝日版第二期(ガキ大将版) 寺崎裕香 テレビ朝日版第二期(3歳時代) 妻夫木聡 『STAND BY ME ドラえもん』『STAND BY ME ドラえもん 2』(青年時代) 川原瑛都 『STAND BY ME ドラえもん 2』(幼少時代) 守屋楽弥 『STAND BY ME ドラえもん 2』(赤子時代) 太田女史は初代ヤッターマン1号、サファイア(リボンの騎士)で知られている。 小原女史はテレ朝版だと初代はドロンジョなど『タイムボカン』シリーズの女ボス枠で知られ、日テレ版ではのび太のママも演じていた。 大原女史は本作でデビューしている。 堀氏は『竜の騎士』においてバンホーを演じた。 言わずと知れた漫画『ドラえもん』の副主人公。「のび のびた」。 よく「『ドラえもん』の主人公はのび太では?」と思う方もいるが実際にはドラえもんが主人公である。 確かに連載初期はのび太が主人公だったが、後に原作者自身がインタビュー等で「主人公はドラえもんで、のび太は副主人公」とぶっちゃけちゃっている。 なおアニメ版も同様。 頭が悪く、運動も苦手な上に、怠け者という、かなり「落ちこぼれ」ている少年。 やるべき事があっても呑気に昼寝を決め込み、ドラえもんやパパ、ママ、先生に怒られたり、 ジャイアンにいじめられて殴られたり、骨川スネ夫から仲間はずれにされたりするのが常で、源静香を失言などで怒らせる事も少なくない。 基本的には運にも恵まれていない。 彼の不幸な将来を変えるために、未来の子孫であるセワシからドラえもんが送られた事により、 困りごとがあったり、トラブルに巻き込まれるとドラえもんに「ドラえも~ん!!」と泣きつき、ひみつ道具に頼ろうとする。 それに応じて出したひみつ道具を応用する事に関しては、時折天才的なひらめきを見せるが、結果的に失敗する事が多々ある。 ちなみにその失敗は発想自体は良かったが、調子に乗り、ひみつ道具をいたずらに使ったりして周りに迷惑をかけたが故の自業自得が殆どである。 そんな彼だが、穏やかで優しく、思いやりがあり、正直者でお人良し、 静香のパパがのび太と静香の結婚前夜に「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ事ができる青年」と評したのはあまりにも有名。 ドラえもんからも「きみが悪者になろうなんて思うのがむりなんだよ」と言われてたり、動物によく懐かれ、 イヌやネコの他、蟻や幼木、恐竜、果ては石ころや台風、雪(雪の精霊)や山(学校の裏山の心)にまで慕われてたりする。 その割には近所の野良犬には嫌われているが。 大抵の劇場版では、劇場版ゲストキャラと率先して友人になっており、 宇宙人 や海底人、原始人、地底人に亜人種まで、 その友人関係は幅広く、その豊富な人脈(?)のお陰で地球人類を救う事もあるから、侮れない。 また一見何もできないようにも見えるが、あやとりと射撃の腕と漫画を評価する目、 そして「昼寝」の瞬間睡眠術という特技を持っている。 ジャンプしつつ枕を敷き、着地と同時に寝る(その速度1秒未満)という神業は、睡眠が最優先される世界ではオリンピック金メダル級。 さらに自ら編み出したあやとり踊る蝶は、他の何者にも再現不可能というほどに高度なレベルに達している。 他にも不器用と言われながらも「ハツメイカーで大発明」などでは工作の腕前を披露したり、 王冠のコレクションは(やはりそれが流行した世界に限られるが)とんでもない希少価値のつくものを所持していたり、 ひみつ道具の思いもよらない使い方や組み合わせを頻繁に思いついたりと、なんだかんだ色々な特技を持っている。 性格的に興味のある事にしかやる気を発揮できないタイプなのかもしれない (実際、真剣に真面目に勉強に取り組んで100点を取った事もあるし、 内容を途中まで教えて貰った冒険小説『十五少年漂流記』の続きを読みたいが為に夜を徹して机に向かい、ちゃんと最後まで読破した事もある)。 射撃の腕は大長編シリーズにて、宇宙最強レベルの銃使いのプロの暗殺者と決闘して勝利したほどの達人級の腕を持つ。 しかもこの時、相手はのび太の腕前を感じ取り油断無しの本気モードだった。 ドラえもんも「世界の神秘、現代の謎!」などと叫ぶほどだが、これも当然と言えよう。 ちなみに空気砲やショックガンなどの秘密道具を除けば、 おもちゃ・実銃問わず「コルト・シングルアクションアーミー」モデルの銃(所謂「ピースメーカー」)を使う事が圧倒的に多い (これはのび太がお気に入りというよりかは藤子F氏の趣味であろう。ジャイアンも使ってたし)。 並べた空き缶を6発装弾された銃で撃ち、何発当てられるかを競うというゲームをした際には、 1発目で宙に浮かせた空き缶に残りの5発を全て命中させるという神業を見せている (しかも回転しながら跳ね上がっている缶に、初弾と同じ方向から命中させて、6発全ての弾痕と弾丸を缶に残した)。 その命中率と成功率は、単純に原作や劇場版での対決を計算しただけでも超A級スナイパーに匹敵するとも言われている。 単純な命中精度だけでなく、銃に関する操作テクニックの精度やスピードも極めて優れている。 その為、「生まれる時代と場所を間違えた」と言われる事もしばしば(本人も「西部開拓時代なら活躍できたのに」と言った事も)。 実際「ガンファイターのび太」の巻では過去の西部開拓時代で、無法者の一団を退治して伝説のガンマンとして名を残した事もある。 銃を持つと頭が冴え渡るのか、この時ののび太の状況判断力は(後述の補正が入っているのもあるが)凄まじく高い。 これらの射撃能力はよく他作品の銃を使用するキャラクターと比較されるのだが、 早打ちに関してはのび太は0.1秒を記録し、有名どころでは『ルパン三世』の次元大介や銭形警部、『シティーハンター』の冴羽獠どころかゴルゴ13をも上回る、 のび太より速いとなると人外キャラかギャグ時空の両津勘吉位のものである。 なお、現実世界での最速はのび太よりも5倍の速さである0.02秒を叩き出している。正に事実は小説より奇なり。 また、「けん銃王コンテスト」の巻では(この話が射撃が特技という話の初披露)10発の弾丸で他の相手の倒し方を計画。 相手の照準が定まっていない事を瞬時に見抜いて無駄撃ちさせ、弾切れを起こした所で1発で仕留める。 また背後からの奇襲を、脇に止まっていた自動車のバックミラーで事前に確認、奇襲してきた所を的確に迎え撃つ。 策略によって弾切れになっても、倒した相手の残弾数をすべて把握していた為、それを利用して反撃に出る。 ……という信じられない計算能力と計画性を見せつけた(ただオチは彼らしい間抜けな結末ではあるが)。 また『銀河超特急』のラストの戦闘では敢えて巨大な敵に捕まり、敵の本体(豆粒ほどの大きさの寄生生物)が、 自分を乗っ取りに現れた瞬間に銃を抜いて決着を付けている。 が、人を撃つ事に対して「当たったら痛がるでしょ。悪くすると死んじゃうかも」と言ったり (これほど実戦向きの特技だというのに、のび太はジャイアン達にいじめられた仕返しに射撃を使う事は基本的にはない)、 撃ってしまった後も気絶したり、上記の西部開拓時代では実銃が重すぎて構えられなかったりと、*1 基本的には心優しい少年である事に変わりは無い。性格的には決闘だの戦闘などよりも、曲芸や競技射撃向きなのかもしれない。 また主にメンタル面が理由でドラえもんやジャイアンに破れた事もあり、「完全無比なガンマンではない」というのも彼らしい所である。 ちなみにドラえもんに早撃ちで負けた話では原作者がその話を書いた当時、のび太が射撃が得意な設定を忘れていたとの事らしい 勿論、平和な日本で生まれ育ったという環境的なものもあるだろうが。 さらに余談として、射撃が得意という設定は連載初期はまだ無かったため、連載初期の頃は普通に?射撃が下手だった。 運動音痴ぶりから基本的にスポーツは苦手なものの、昭和作品の少年らしく外で遊ぶこと自体は好んでいるのだが、 「今年の夏こそ泳げるようになるぞ」「今年の冬はスキーを滑れるようになるぞ」と意気込んではすぐに諦めるのを繰り返すのが恒例ネタと化している。 数合わせでジャイアンがキャプテンを務める野球チームに所属しており、度々引っ張り出されることがあるのだが、 スネ夫の集計したチーム成績表によると打率は1分という驚異的な数値を記録している。むしろ百打席以上回っていることが凄い。 そんな成績なので当然度々チームをクビにされかけるのだが、 その度に「このままじゃ二度と野球できなくなっちゃうよー!」とドラえもんに泣きついており、割と野球に対してはやる気があるらしい。 大長編シリーズおよび映画シリーズでは上に述べた欠点が希薄になり、多少はヘタレなものの、仲間思いで勇敢な少年として描かれる事が多い。 この事は作品内でもスネ夫に「のび太は大長編だとかっこよくなるんだから」と言われている。大長編補正とでも言うべきか。 なお、ジャイアンも大長編シリーズおよび映画シリーズではいつものいじめっ子分が(毎回冒頭で描かれてるが)希薄になり、 カッコいい親分肌の少年として描かれており、のび太同様の補正がかかっていると言える。 スネ夫と静香ちゃんはまぁ、いつも通りである(多少の補正はあるが)。 ちなみにドラえもんによって変わった将来は「動物の保護」などを行う職業に就くらしい。 確かに動物と自然を愛し、彼らに好かれ、かつ密猟者などに対応できる銃の技量を考えると、ある意味天職と言えるかもしれない。 本来は「あんまりにアレなので何処にも雇って貰えず、仕方が無いから自分で会社を作ったらあっさり倒産して借金まみれ」という悲惨なもの。 孫のセワシのお年玉が50円しかないと言う状態らしい。 しかし自分で会社を興す行動力、その上で、火災でビルを潰してしまう=自前のビルを持つほど成功していた、ともとれる。 それらを考えてみると、内包したポテンシャルが高い事は窺えるだろう。時代の影響もあるだろうが。 尤も火事の原因はのび太が室内で花火をしたせいだが。*2 なお、彼は本来の未来ではジャイ子*3と結婚する予定になっており、それを静香ちゃんと結婚させるためにセワシが来るのだが、 彼は何故かのび太が誰と結婚しても生まれる事が確定している。 その根拠としては、出発地点と到着地点さえ固定すれば、その途中の経過はどう辿ろうと構わない、という事だそうだ。*4 ちなみに、セワシはのび太からは曾孫にあたるので、静香ちゃんとの結婚後に、その子孫が上手くセワシに繋がるように調整すればいいらしいのだが、 それって重大な時空犯罪では…と言う問題点も。っていうかタイムパトロールは何してるんだ? ここら辺、まだ骨格が固まりきっていない頃の最初期設定な為、 「突っ込むのは野暮」という意見や「タイムパトロールが許可書を発行している」という説もある。*5 また、公式設定では無いと思われるが、一昔前にあった『ドラえもん学習シリーズ』の英語では、のび太の100mのタイムがなんと15分となっていた。 一コマのみであるため途中の経緯は不明、また英語は他の巻と違い四コマ形式なのでストーリーは皆無である。 ただ、同じシリーズの陸上編では、50mのタイムが15秒(ドラえもんも同じ)という幾分現実的な数値となっている。 ちなみに「あべこべの星」という地球とは様々な物があべこべになっている星に行くエピソードでは、 おっとりした性格で泣き虫なジャイアンそっくりな少女が、 乱暴な性格で気の強いスネ夫そっくりの少女にいじめられている現場に、 「世界一の天才」と称されるのび太そっくりの少女が登場して問題を解決するというなんとも屈辱的な場面が描かれていた。 アニメではこののび太そっくりの少女についてさらに深堀されており、 優等生のためか虐められた経験が無く、のび太と入れ替わった際にジャイアン達にいじめられそうになった時、 「いじめられる事に憧れていた」と喜び、逆にジャイアン達をドン引きさせている。 なお、彼女の家には、彼女をダメにするために未来からやってきたドラえもんそっくりの猫型ロボット(女)が居候している。 なお、原作においては「頭も悪い、顔も悪い、スポーツもなにもできない、よりごのみできる身分か」を代表とする罵倒の数々と、 眼鏡を外したら「目が3」になっている描写から「顔も悪い」とはっきり設定されており、作中の扱いもそれに倣っているのだが、 アニメ後期(それもわさドラ版に顕著)では、公式で眼鏡を外したら美人設定の野比玉子の息子であることを反映してか、 作中設定とは裏腹に眼鏡を外すと二枚目チックに描かれている描写も度々見られる。 (以上、Wikipediaより一部抜粋・改変) 「リルル!行けば撃つぞ!」「本当に撃つよ!」 MUGENにおける野比のび太 以下ののび太達が確認されているが、現在はその多くが公開サイトの閉鎖により入手不可となってしまっている。 + Real_espectro氏製作 手描きドット Real_espectro氏製作 手描きドット 手描きドットで作られたのび太。海外製のためボイスは英語。 ちなみにかなりうるさいので「キーボードクラッシャー」などと呼ばれていた事も。 性能としては得意の射撃で戦う波動昇龍キャラで、バッティングも可能。 ただし、この人やこの人のような飛び道具打ち返しは出来ない。 また、ストライカーとしてジャイアンを呼び出す事が可能で、上空から突然現れ相手に突撃してくれる。 ドラえもん・静香ちゃん・スネ夫も勝利演出等で姿を見せるが、何故かドラえもんにヒゲが描かれていない。 また、五右衛門氏とNAOSU Windows氏による外部AIが存在する。 + SUGIO氏製作 『ドラえもん4』ドット SUGIO氏製作 『ドラえもん4』ドット 氏製作のドラえもんと同様、第一期の頃に製作されたものなので、ボイスは小原乃梨子女史のものが使われている。 ドラえもんに道具を出してもらうため、暴れたりして攻撃する。 また、2021年には弾丸マックス氏による上記SUGIO氏製の改変キャラ「のび太くん」が公開されている。 + Schizoid氏製作 ゴルゴ13改変 Schizoid氏製作 ゴルゴ13改変 ゴルゴ13の改変キャラ。 ボイスは『のび太の鉄人兵団』のものを使用している。 現在は公開先であった無限ロダ閉鎖に伴い入手不可。 + ArthurDM氏製作 ArthurDM氏製作 上記Real_espectro氏のものの改変版。 改変元同様にストライカーとしてジャイアンを呼べる他、 銃の連射やスモールライトからのレーザービーム、タイムマシンでの爆撃、瞬獄殺といった超必殺技も体得している。 DLは下記の動画から + OWATANKS氏製作 OWATANKS氏製作 2018年公開。こちらはReal_espectro氏製を強化改変したもの。 強力なAIもデフォルトで搭載されており、ストライカーを自重しない。 ランクは凶中位~凶上位程度との事。 + 千歳ヶ丘もなか氏製作 レッドコートのび太 千歳ヶ丘もなか氏製作 レッドコートのび太 フリーゲーム『ドラえもん のび太のBIOHAZARD』の二次創作ゲームの一部に登場する、 ダンテのコスチュームを身に着けたのび太。 スプライトは原作の歩行グラフィックを拡大したものを使用している。 性能は狂クラスを想定しており、ダンテ譲りの斬撃や白羅滅精の他、 暴走レオナの声と共に髑髏のオーラを画面中に出すといったスタイリッシュな戦い方をする。 防御面では受けるダメージは固定となっており、さらに自動回復持ちのためかなりタフ。 高カラーほど受けるダメージ量が減り、11Pカラーは設定で性能を自由に変えられるカスタムカラー。 12Pは神キャラ向けの撃破挑戦カラーとなっており、readme曰く「マトモなやり方では死にません(一応即死可能)」との事で、 普通に攻撃しても体力は減らないため特殊な即死攻撃を当てる必要がある。 AIはデフォルトで搭載されている。 1Pカラーでも狂上位程度の強さがあり、高カラーは更に上の強さとなる。 これらの他に、ダガー氏によるみきた氏製塞の見た目とボイスをのび太にするパッチも存在したが、2022年8月3日に公開終了。 ちなみに声は小原乃梨子女史のもの。 この他、Anomi Polis氏による『KOF』の要素を加えた「Cyclone Nobita」という上記Real_espectro氏製の改変キャラなどが存在する。 キャラ以外ではMINI43氏があの空き地を専用ステージで作っており、ジャイ子やスネ夫や神成さん、 さらにはラーメン大好き小池さん等、時間経過と共に様々なキャラが背景に登場するというステージになっている。 「見たろ、ドラえもん。かったんだよ。 ぼくひとりで。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん」 + おまけ _____ / ̄ ̄ ̄ ̄\,, /-、 -、 \ /_____ ヽ / | ・|・ | 、 \ | ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●-′ \ ヽ | ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ | |` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | | ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / / / |/\/ l ^ヽ \ / / | | | | l━━(t)━━━━┥ 出場大会 自作AI搭載キャラでトーナメント なにが論外・神・狂だよ!!!弱キャラ大会しろオラァァ!!! 無限大!ヒーローズランセレサバイバル 決闘しようぜ!お前カードな!大会 M.G.T.リスペクト(ターゲット、レッドコートのび太) 更新停止中 AIが止まらない!グランプリ 新春!春の交代式TAG TEAM FESTIVAL!! 出演ストーリー 幽香の農業王国物語(奴隷商人) *1 それでも何とか撃って、相手を無力化する事は出来た (ただし、撃たれた相手の安否は描かれていない上にそのうち二名は明確に胴体を撃ち抜かれて出血する描写まである)。 なお、伝説の方はドリームガン(無痛麻酔銃)と言う未来の子供の玩具(=軽い)を使用した事によるものだが、それ以外のひみつ道具には頼っていない。 アニメ(水田ドラ版リメイク)では「(実銃でも)人に当てなければ大丈夫」という発想に至った事で、 実弾を一発も人間には当てる事無く無法者を壊滅させている。 *2 + メタ的な事情 本来ののび太の未来の顛末は、第1話「未来の国からはるばると」にて未来ののび太が残したアルバムから明らかになったものなのだが、 実は雑誌連載版ではこの一件の社長就任パーティの写真のページには「父の会社をつぐ」と書かれており、 「しゅうしょくできなくて自分で会社をはじめる」へと変わったのはてんとう虫コミックス版になってからである。 確かにこのパーティの写真、のび太と会社の関係者らしい男が乾杯しているのだが、 この男、連載版・単行本版のどちらにおいても、やや老けてはいるがのび太の父のび助にそっくりだったりする。 要するに連載当初ののび助は会社経営者であり、 のび太はせっかく先代から継いだ会社を火の不始末で台無しにするようなダメ人間だった……という設定だったようだ。 ご存じの通り連載が進むにつれてのび助はごく普通のサラリーマンとして描かれるようになってこの初期設定は無くなり、 それに伴ってのび太も父から社長の座を譲り受けるという展開も不可能になったのだが、 第1話で「社長に就任する」と「火事で会社が燃える」という二つの写真がきっちり残ってしまっているためそれと矛盾しないよう加筆修正をした結果、 「自分で立ち上げた会社が借金を負う事になるがあくまで原因は火事」 という斜め上にバイタリティ溢れるムーブを決める事になったものと思われる。 恐らく当時の藤子氏にとってもツッコミ上等の苦肉の策だったのだろうが、連載が長期化して映画・大長編シリーズ等も展開されるようになった結果、 のび太自身も多くの冒険を潜り抜ける謎にハイスペックな小学生化していったため、 一周回って「まぁのび太ならそれくらいのポテンシャルはありそうだ」と説得力を増すという不思議な因果となっている。 *3 尤も、結婚相手のジャイ子は原作初期と中期以降では性格が大幅に違っており、 原作初期では木に服が引っ掛かって宙吊りになっているのび太を見て「やあ、首吊りだ。ガハハ」などと笑ったり、 「手術ごっこと称して人形を包丁や鋸で解体しようとする」など、正に「女版ジャイアン」であったが、 中期以降は茂手もて夫と知り合った事が切っ掛けで「少女漫画家「クリスチーネ剛田」を目指す心優しい女の子」へと変わっていった。 もしかしたら、中期以降のジャイ子ならのび太と結婚してもそれほど悪い未来にはならないかもしれない。 ジャイ子のイメージがすっかり中期以降のそれで定着している『わさドラ』版でこのエピソードを放送した際には、 のび太が極端にジャイ子を拒絶する描写が不自然と思われたためか、 「ジャイアンの妹と結婚するってことはジャイアンが義兄になるってことじゃないか!」 と、ジャイ子個人が嫌というよりはジャイアンの身内になるのが嫌という非常に説得力がある理由に変更されている。 また、「のび太と結ばれるはずだったジャイ子が割を食っている」という批判を受ける事もあるこの歴史改変だが、 この歴史改変によってジャイ子は夢だった漫画家を目指す道が拓けたとも受け取れるので (少なくとものび太と結ばれて借金まみれになった場合、やたらと子沢山だし漫画を描くどころではないと思われる)、 のび太だけではなくジャイ子にとっても最良の未来を提示したと言えなくもない。 え?ジャイ子との間の子供達はどうなるんだって?それはわしにもわからん・・・・ ちなみに、トヨタの実写CMに登場する28歳のジャイ子は元AKB48の前田敦子女史が演じており、 優しい性格とのび太への好意はそのままで美人になっているという凄まじい状態になっている。 …あれ?これ未来変えなくても良かったんじゃ? まぁジャイ子と結婚した未来を見に行ったら、我侭な娘(のび太との娘)と一緒に図々しい性格になってたけどな! *4 この理論にある程度近い理論がマサチューセッツ工科大学(MIT)のセス・ロイド(Seth Lloyd)氏率いる研究チームによって発表されたと言われている。 セワシの行おうとしている事は所謂「親(祖父)殺しのパラドックス」と呼ばれる問題に触れるのだが、 これを回避する方法の一つが、この理論に近いのである。とはいえ、どれも確証か定かではない理論ではあるが。 気になった方は「タイムパラドックスを回避する方法」でググってみよう。 一方『ドラゴンボール』では「平行世界に分岐するので問題はない」としている。詳しくはこちらで。 つまりこちらの解釈ならば、過去を変える事に成功しても「セワシがお金持ちな平行世界」が生まれるだけで、 ドラえもんを過去に送り込んだセワシ自身は貧乏なままである。 *5 異説として「のび太と静香が結婚してセワシが生まれるのが正しい歴史で、ジャイ子と結婚する歴史にしない為にドラえもんを送った」や、 「そもそものび太とジャイ子と結婚する未来自体がセワシ達のハッタリだった」という可能性もある。 ジャイ子が写っている家族写真が登場する回もあったりはするが、 本編では基本的にのび太と静香が結婚してノビスケが生まれる未来ばかり描かれているため、これらの説が有り得ないとは言い切れないだろう。 なお、設定が安定しない事に対して藤子F不二雄氏は、 「ギャグ漫画だから」「六年で読者が完全に入れ替わるから(掲載誌が小学館の『小学〇年生』だから)」とあまり気にしていなかったとの事。 実際、連載初期では先生のデザインが毎回変わっていたり、ジャイアンとスネ夫がのび太を揶揄う様子を静ちゃん(静香ちゃん)も面白がっていたり、 単行本未収録だが、メインキャラポジで犬型ロボットが居た事もあったのだ。
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野比のび太のDead Space 制作者:nobina氏 翻訳者:62氏 制作ツール:RPGツクール2003 概要 2003での改造版。BIO HAZARDシリーズではなく、DEAD SPACEというゲームをモチーフとしている。しかしDEAD SPACEはバイオハザード4を強く意識して製作された作品であり、この作品もまたバイオハザードの流れを汲む作品である。 無理のないバイオ?(Ⅰ)を改造ベースにしている。 本wiki初の、海外製作品である。原版は中国の作者が製作したものであるため、選択肢が「是・否」となっているなど随所にその名残がある。 シナリオは本家DEAD SPACE2をよく再現しており、再現度は高い。しかし、シナリオ後半にはSILENT HILLのオマージュ等もあるなど、オリジナルの展開もある。 本家からの変更点 シナリオ・マップ・敵・システム全て。 本家DEAD SPACE通り、特技のステイシスを用いることで敵の動きを止めることができる。 特技の使用や回復アイテムの使用などを、メニューを開かずに行うことができる。 バイオハザード4の様なボタンアクションがある。 無理のないバイオをベースにしているだけあり、即死トラップや体力が強制で1になるイベントがあるなど初見殺しの要素が多い。 その他 2003のランタイムパッケージをダウンロードしていないとプレイ不可、ダウンロードの必要がある。 日本語でプレイするためには、日本語化パッチを適応させる必要がある。日本語化パッチだけではゲームをプレイすることはできない。必ず原版をダウンロードした後、原版本体に日本語化パッチを 上書き して適応させること。 「日本語化パッチ」及び「日本語版」には攻略テキスト同梱。攻略に詰まったら同梱のテキストを読もう。
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【作品名】ドラえもん 【ジャンル】漫画 【名前】野比のび太 【属性】天才的なあや取りとガンマンの才能を持った男 【年齢】64歳 【長所】10年分を水増しできる 【短所】ドラえもん本編中、家で生活しているのび太とは別に、無人島に置き去りにされているのび太が存在している事になる 【備考】小学4年生(最低値を取って9歳とする)から、無人島で10年を過ごした分と45年後の大人になった分を加算 無人島での加齢分はタイム風呂敷で若返ったが、本人の意識は変化していないので加算には問題無いと思われる vol.1
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野比のび太 「ドラえもん」のもう一人の主人公。メガネをかけた小学生。CVは大原めぐみ。 国民的ヘタレ。頭も悪く、のろまだが、射撃の腕とあやとりと秘密道具の悪用に関しては超一流のセンスを持つ。 また、いざというときはやることは、映画(大長編ドラえもん)で証明されている。 【能力】 身体能力は、おそらくしんのすけとドールたちを含めても参加者中最下位。 しかし射撃の腕前は上級戦闘員並み。 たった一人で、禁酒法時代のギャング団を壊滅させたこともある(もちろんドラえもんの道具による補正の無い状態で) また、戦闘では使うことは無いだろうが、あや取りと早寝も天才レベル(後者は0.3秒という記録あり) 一人称は「僕」。 【関連人物への一人称】 ドラえもん→ドラえもん 剛田武→ジャイアン 骨川スネ夫→スネ夫 先生→先生 [本編での動向] 熱きヘタレ。 殺し合いの真っ最中だというのに大声を出していたところを、平賀=キートン・太一に保護される。 しずかの死を目の当たりにして、主催のギガゾンビへの怒りはかなり深くなっていた。 アレクサンド・アンデルセンの襲撃を受けるも、キートンの命を賭けた行動により逃がされる。 着いた先の病院で銭形警部、八神はやてと出会い、骨川スネ夫と再会する。 その後追撃してきたアンデルセンと交戦になり、持ち前の射撃の腕を持って善戦するも最終的には銭形の犠牲によって逃がされる。 しかし逃げた先で今度ははやての死体を発見し、いよいよ茫然自失。 頼っていた大人たちを失い、荷物をも全て失い、もはや隣のスネ夫が一縷の望みといった状態である。 ――が、そのスネ夫も、カレイドルビー化した遠坂凛と水銀燈と合流直後に急襲してきたシグナムに殺されてしまう。 出会った矢先にその人々が死んでゆく……そんな状況の中、のび太は何を思うのか。 放送を聞いて改めて落ち込み動かなくなってしまうが、凛達の励ましにより何とか立ち直る。 その後。ドラえもんと再会しカズマ、八神太一と共に、主人公チームを結成し、 再び病院へと向かう。 病院についた後のび太は、はやて、銭形、アンデルセンの墓を掘りながらギガゾンビへの怒りを滾らせる。 だが、全く対抗手段が思いつかないことに絶望を感じ、ドラえもんに対抗手段を教えてくれと懇願する。 のび太の必死の願いは、ドラえもんを動かした。 その夜、カズマ、八神太一と共にドラえもんから現状についての説明を受ける。 だが所詮は野比のび太。まったく理解できずにウキーっとなるのが関の山であった。 もっとも、そのトンチンカンな返答によりドラえもんが推論を組み立てることに成功したわけであるから これは怪我の功名といえるのではないだろうか。 団結を深め、ちゃんとまともな夕食(ドラえもんカレー)を取り、指針も決まり、4人は明日への希望を胸に 眠りについたことだろう。 だが夜はこれで終わらなかった。 のび太達らしいといえばらしいのだが、無用心にも堂々と灯りをつけて会議をしていたために、 その灯りをトラックで通りかかった涼宮ハルヒ、アルルゥ、石田ヤマト、に目撃されてしまい、 結果、ハルヒの病院内への侵入という事態を招いてしまう。 この時、盗聴に夢中になりすぎたあまりのび太達との接触の機会を逸した峰不二子が潜んでいたことが 全員にとっての不幸の始まりであった。 まずハルヒと不二子は、交戦状態になり、その際にハルヒの使った着せ替えカメラにより不二子は真っ裸にされてしまう。 そしてこれを目撃したのび太が大声を上げたことで事態はこじれていく。 ハルヒを人質にして病院に立てこもった不二子は、ハルヒをクスリで眠らせ、銭形の格好をして他人を装い、 のび太達を欺こうとする。 もっともこの行為は単に不二子が悪人に見られることを恐れた故であり、この時点で終わっていれば 後の悲劇は避けられたかもしれない。 銭形のロワでの活動時間は短く、本来不二子の策は問題はないはずであった。 だが、その数少ない活動時間に接触した人間がいたのだ。誰であろう? のび太その人である。 のび太の指摘により事態はいきなり緊迫。カズマのシェルブリッドが炸裂し、間一髪で逃れた不二子が逃走した先には、 戻らぬ団長を心配してかけつけたアルルゥと石田ヤマトがいた。 アルルゥの決死のタックルによってハルヒを奪い返された不二子は、代わりにヤマトを拘束し、銃をつきつける。 のび太の早撃ちならば事態を打開できた可能性はあったのだが、踏ん切りがつかないうちに事態は転がっていく。 極悪人街道まっしぐらの不二子は、ついに開き直り、のび太達に向かって支給品を寄越せと要求。 首尾よく支給品を手に入れた不二子だが、ドラえもんを青ダヌキ呼ばわりしたことでドラえもんを激怒させ、 猛烈なタックルを見舞われ、拳銃を取り落とす。 これを見たカズマが間髪いれずにシェルブリットバーストを炸裂させ、病院の正面玄関を破壊。 濛々と立ち込める粉塵の中、逃走を図った不二子は人質としてヤマトを連れ出そうとするが、太一に阻止されそうになり 反射的に太一を撃ってしまう。 不二子の不運もここに極まったか、銃弾は太一の急所を貫いた。 瀕死の状態にありながら、それでもヤマトを捜しに行こうと歩き出す太一をまずカズマが支え、のび太もそれに加わった。 そしてのび太の目の前で、最後まで八神太一は『勇気』の紋章を持つにふさわしい決意を示し、死んでいった。 病院内に戻り、その中で水銀燈と接触することになる。当初のび太は疑っていたものの、まんまと騙されてしまう。 それより少し後のことだった。よくのび太をいびっていたが、無二の親友でもあった剛田武の死を知り、悲しみのどん底に落とされてしまう。 そのやり場のないジャイアンの死に対する怒りをハルヒにぶつけてしまう。そして結局、ハルヒと決裂するような形になってしまう。 しかし、誰を信じていいかという疑心暗鬼状態に陥りかけてしまっている。そこはなんとかドラえもんの慰めでなんとかなっている。 彼が最後にたどり着いた結論はひとつ。「水銀燈の言っていることは本当。セラスと劉鳳は殺し合いがしたいだけ。」 そのため、劉鳳とセラスを恐れてのび太はドラえもんをつれて逃げる。 ちょうどその時に近くを歩いていたセイバーに対し、二人は全く対照的な行動を見せた。 ドラえもんはセイバーの行動を知っているため、すぐに離れるも、 のび太は助けを求めて彼女にすがろうとした。 ドラえもんがとめるのもかなわず、彼は不可視の剣で首を狩り落とされ、 不運にもマーダーや主催者の手の上で踊らされた人生を終えることとなってしまった。 支給品はワルサーP38、バルーンガム@ルパン三世 名前 コメント
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概要 人間関係 , ── 、 /__ \〟 l⌒ヽヽ_| ヽ |‘ |-| | l c、 __ノ lノ、 ノ .l \ヘ/ ヽ、 _ l ∠ニ二二l / |─────────────────────────────────────── +ステータス ┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:のび太┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : □□□/3 根性値 : □/1 人間性 : +5 傾向 :[なまけもの]、[覚醒]┏ ┳ ┳ ┓┃ 接近:01 知略:01 敏捷:01 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 射撃:08 技巧:02 幸運:01 ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[なまけもの]:だってめんどうくさいんだもーん[覚醒]:その才覚、眠れる獅子。自身の生命値が1の時、全判定+10%の修正。▽ 技能 ▽[異能生存体・仮] …P… たいがい死なない体質。ただし、止めを刺されると死ぬ。(シーン・同行者攻撃の余波で死亡しない)[不器用]…P…大概の事に失敗する。GMの指定した項目は判定を不要で自動失敗する。(尚、状況に応じて判定が発生する場面もある)[超偏差射撃]…N…自身の『射撃』手番のみ宣言可能。そのトリップ数値を±8まで変動できる。(生・根-1)▽ 道具 ▽[ピストル]:6連発リボルバー。『射撃』手番成功時、3点のダメージ。中距離シチュエーションでのみ使用可能。 +ダウンズ ┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:名称不明┏╋━━━━━━━━━━ 耐久値 : 特徴 : 武装 : 火力 : 純度 :┏ ┳ ┳ ┓┃ 接近:00 知略:00 敏捷:00 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 射撃:00 技巧:00 幸運:00 ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 特徴 ▽▽ 武装 ▽ 概要 黄昏流星国の少年兵。 年齢はジュライより年下だが、天才的な射撃の腕の持ち主。 友人の死を切欠に、黄昏流星国の在り方に疑問を持ちダッチ隊に入った低純度ダウンズ乗り。 るるいえ遠征途中のやらない夫達の馬車をランファンと共に闇討ちする。 その際、ラビッツフットの主砲を生身で受けたことで下半身不随の重傷を負った。 現在は学府に移送されリハビリ中。 アーキタイプ襲撃時、緊急措置として司法取引を交わし釈放される。 ランファン、スペランカーと共に学府内のアーキタイプを生身で迎撃した。 人間関係 やらない夫 足を動けなくした張本人。だがのび太自身はその事実を知らない。 ランファン 闇討ち時の同行者であり、同じダッチ隊所属の兵士。 戻る
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前へ ザザー、ザザー。フロア内はスターミーの起こした水が溜りさざ波を起こしている。 もはや、そこは地下通路の一室ではなく、潜水選手用のプールのような状態になっていた。 カホウ「チッ、もう死にやがったか……。全然楽しくなかったぜ。」 その水上でスターミーに乗ったカホウが唾を吐く。 しかし、突如唾を吐いた水面が割れ、そこから大きなワニに乗った少年が現れた。 カホウ「ほう、生きてたのか……。」 ジャイアン「勝手に殺すんじゃねえ!」 ジャイアンが叫ぶ。あの瞬間、彼はオーダイルの影に隠れ、波の直撃を防いだのだった。 カホウはまあいいといった表情をし、言った。 カホウ「しぶとい奴め……。もう一発食らわせてやる!」 ジャイアン「ちょっと待て!」 カホウが身構えた瞬間、ジャイアンは手をかざしカホウの行動を制した。 ジャイアン「さっきので二つ分かった事がある。」 カホウ「ほう……。 何故そう考えたんだ?」 突然のジャイアンの言葉に好奇心をもったのか。 カホウはジャイアンの話を聞く体勢になった。 ジャイアンは続ける。 ジャイアン「まず、一つめ。 さっきのあんたのなみのりの威力、外で食らった奴とは威力が全く違っていた。 あの時、なみのりを受けたオーダイルは、効果がいまひとつにも関わらず一撃でやられちまってたが、今回は余りダメージを受けていない。」 まあ、それはオーダイルにリゾチウムを使いまくったからだけどな。 ジャイアンは心の中でそう呟きつつ、話を続ける。 ジャイアン「そして、これはどんなことを指しているのか。 それはこの密閉空間がテメエのあまごいの影響下に入ってねえって事だ!」 成程。確かに直接雨が降っていない空間では、 いかに外の天候が雨であろうと全く意味がない。 このガキの言葉は一応は的を得ている。 カホウ「もう一つは……?」 さっきの気が立ってる状態とはうって変わって、カホウは冷静に聞く。 しかし、次のジャイアンの言葉は再びカホウの頭に血を登らせるには、充分な内容だった。 ジャイアン「二つ目は決定的だぜ。 お前のなみのりの威力は全く大した事はねえ!!!」 カホウ「なんだと!? もう一回言ってみろ……。」 カホウのこめかみから血管が浮き出る。常人ならすくみ上がって話も出来なくなるのだが、ジャイアンはそれに気付いてか気付かずか話を続ける。 ジャイアン「ああ、何度でも言ってやる! あんたのなみのりは威力がねえ。 俺は今まで三回あんたのなみのりを食らった。 そしてその三回の中で、今回が最も威力が低かった。 今までと、今回、雨と俺のポケモンのレベルを除いてどのシチュエーションが違っているか。」 波の上にはジャイアンの声だけが響く。 ジャイアン「それは、あんたがなみのりを放った高さだ。」 カホウの目が見開かれる。 ジャイアン「あんたは今までなみのりを放った場所の高さで、 威力を水増ししてたんだろ? 今回の威力がいい証拠。 これだけの威力なら俺でも充分対抗できる!」 カホウ「うるせえええええ!!!!」 図星を突かれたのか、ジャイアンの言葉が気に触ったのか。 カホウは怒りを露にし、また巨大な波をぶつけてきた。 ジャイアン「うおおおおおお!」 そして、ジャイアンはそれに巻き込まれ水中に呑み込まれてしまった。 カホウ「はあっ、はあっ、はあっ……、クソガキが……。」 スターミーのなみのりにより、更に水嵩が増えた。 水上に立っているのはスターミーに乗ったカホウただひとり。 カホウ「浮かんでこねえ……。今度こそ死んだか?」 カホウは水中を覗きこむ。気泡で中がよく見えないが何か茶色い物がこっちに向かってくる。 それは突如水面から飛び出してきた。 カホウ「チッ!」 カホウは体を反らし、それをかわす。 正体はすぐに分かった。物資の入ったダンボール箱だ。 カホウに避けられた箱は水面に落ちた。 カホウ「くそっ!これは奴のポケモンの「かいりき」で投げたものか! ヤロウ、水の中から反撃してきやがった!」 カホウは叫び、なおも水中からダンボール箱が飛んでくる。 しかし、所詮は奇襲。 二発目以降は全て不発に終わる。 しかし、ダンボール箱は今だに飛んでくる。 カホウ「ふん……、意味のない。しかし、ここで意味のないことをする奴じゃねえ。 と、するとこの箱の攻撃は布石……」 飛び交う箱をかわしながらカホウは呟く。 そこに一際大きな箱が飛んできた。 カホウ「所詮はガキの浅知恵なんだよ!スターミー、ハイドロポンプ!」 スターミーのハイドロポンプがその箱を撃ち抜く。 すると、その中から瀕死のストライクが出てきた。 カホウ「やっぱり、箱の中にポケモンを仕込んでやがったか。見えすいてんだよ。カスが」 瀕死のストライクは、光線となり水の中に戻っていく。 ボールの中に帰ったのだろう。 そして、ジャイアンの策は尽きたのか、それからダンボール箱の攻撃は止んでしまった。 水上には、無数に浮かぶ箱とカホウだけ。 何も起こらぬまま一分程、時間が過ぎる。 カホウ『一気に沈静化したな……。』 カホウは水の中を覗きこむ。 今度はダンボールが落ちた時発生した気泡で下が見えない。 カホウ『まあいい。時期に息は続かなくなるだろう。 次に水面にそのゴリラ顔出した時がテメエの最期。 スターミーのこうそくスピンで頭蓋骨砕いてやる。』 カホウは水上でジャイアンの息が切れるのを待つ事にした。 しかし、二分、三分と経ってもジャイアンの飛び出してくる気配はない。 カホウ『おかしい。 奴が潜水の名手といえど、人間が潜っていられる時間の限界は五分程。 もうすでに、その時間は過ぎている……。 溺死体になったとしても、死体くらいは浮いてくるハズ。まさかダンボールの中の空気を吸うなど……。………ダンボール? まさか……。 スターミー!あのダンボール全てにハイドロポンプだ!!』 スターミーは命令通りハイドロポンプをして、周りのダンボール箱を次々と水中に沈めてゆく。 カホウはその中からオレンジの物体が、ハイドロポンプに命中する前に水中に退避してゆくのを見逃さなかった。 それを見たカホウは激仰する。 カホウ「畜生!! あのヤロウ、水面に浮かんだダンボールに隠れて息継ぎをしてやがった! ダンボールを投げていた真の目的はこれか!」 カホウの声が彼一人の水上に響く。 こうなったら、再び息継ぎをされる前にダンボールを全て水中に沈めなければならない。 カホウ「スターミー!!うずしおでダンボールを全て水中に引きずり込め!!」 カホウが指示を出すと今まで静寂を保っていた水が突如動き出し、巨大な渦となった。その渦はダンボール箱を一気に水中へ飲み込んでゆく。 カホウ「これでテメエの息継ぎの手段は無くなったぜ!! さあ、次はどうすんだ?あ?」 何も無くなった水面を見てカホウが言った瞬間だった。 彼の頭に、何かで軽く頭を殴られたような衝撃が走った。 カホウはその衝撃によって、バランスを崩し水の中へと転落した。 カホウ「誰だ!?」 カホウは衝撃を受けた方を見る。 そこには誰も居なかった。 ただ、自分の頭への衝撃の理由は容易に理解できた。 カホウ「てっ、天井!?」 カホウは慌ててスターミーに再度乗る。 カホウ「みっ、水が増えてやがる!ヤベエ!」 どんどんと、水の無い場所が減ってゆく。 ついに部屋の空間の中は全て水になってしまい、カホウは水の中に投げ出された。 カホウ「ガボッ、ガボッバババ」 水を得意とする自分が初めて、その水に襲われる。 カホウは体験したことのない恐怖にパニックに陥っていたが、時期に息が切れ体が麻痺してきた。 泡だらけの中フロアの底に沈んでいる途中、あのゴリラ顔がいた。 そのゴリラ顔は水の中にも関わらず、話を始めた。 ジャイアン「よう、俺、テキオー灯浴びてんだ。水の中でも、超高圧の大気の中でも平気。」 カホウ『?』 ゴバゴバとカホウは泡を吐く。 ジャイアンは続けた。 ジャイアン「ん?テキオー灯を浴びてんのに何故息継ぎをする必要があるのか歩に落ちない顔してんな。 いいだろ、説明してやる。 あれを見ろ。」 カホウは薄れゆく意識の中、必死で話を聞き取りジャイアンの指さした方を見る。 そこにはオーダイルがいた。 口からは常に水を出している。 急激に水が増えたのは奴が原因に違いない。 ジャイアンはこちらを一瞥した後、また話しだした。 カホウの肺活力はもう限界だ。 ジャイアン「ダンボール箱を投げたのは、あんたの水技を誘発させてこの部屋の水位を上げるため、だけと思ってんだろ? だが、それはフェイク。 本当の目的はオーダイルが何をしているのかを隠す為とあんたの注意を下に向ける為さ。 気づいていただろ?常に泡で底の様子が全然見えなかったって事を。 あんたが水中に水技を放つ度、ダンボール箱が水面に落ちる度に泡が出る。 息継ぎに来たのは本当の目的を隠すため。 俺の策はオーダイルの行動がバレた時点で崩壊するからな。 バレねえようにかなり気を使ったぜ。 ま、要するに戦いが始まった時点から俺の攻撃は続いてたんだよ。 って聞いてないか。」 カホウは既に白目を剥いて気絶している。 ジャイアン「……気絶したか。 それじゃあ、オーダイルのいわくだきで氷砕いて脱出するか。 このままだと、こいつ溺死しちまうし。 のび太との約束が果たせなくなるからな。 ああ、それと」 ジャイアンは気絶しているカホウを抱きかかえて言った。 ジャイアン「水の使いすぎには注意しろよ。」 ジャイアンがカホウを打倒する10分程前、のび太とドラえもんはやっとの思いでキキョウのクモの巣の道を超えてきた。 のび太「疲れた……。 ドラえもん、少し休もう。」 ドラえもん「何言ってんの!?せっかくスネ夫君が止めてくれてるのに!ラジオ塔まであと少しだから頑張ろう!」 のび太「………うん。」 のび太『分かってんよ! ヘタレの演技すんのも疲れるぜ。』 のび太は心の中で悪態をつきながらも頷く。 しかし………。 のび太『この青狸……。 見られてんのも気付かねえなんてな……。』 のび太は心の中で呟く。 殺気を感じる事には、昔から人一倍長けている。 さて、青狸はこの事に気付いていない。なんとかこれを利用できないものか。 のび太『とりあえず、見てる奴を俺達の前に引きずりださなきゃな。 しかし、問題はどうやって……』 のび太は必死に思考を廻らせる。 しかし、それを考える必要は無かった。 突如、二人の前に長身の銀髪男が現れた。 ドラえもん「お前は……ロケット団幹部のコウ!?」 目の前の男にドラえもんが叫ぶ。 のび太『尾行してたのはコイツだったのか……。厄介だな…』 のび太は思った。 辺りを一瞥した後、コウが言う。 コウ「また貴方達ですか……。懲りませんね。 どうやってここまで侵入してきたのか分かりませんが、 貴殿方はここで死んでもらうとしましょう。」 コウはつりあがった目を更に鋭くさせ、こちらを睨んだ。 緩い雨の中、三者の間に戦闘の前ぶれの様なピリピリとした空気が流れる。 しかし、話はそのようには進まない。 ドラえもんがのび太に小声で一言言った。 ドラえもん「のび太君……、アレを使うから僕がポケモンを出した瞬間、目を閉じてくれ。」 のび太「目を……?」のび太が首を傾げる。 この青狸のしたいことは分からないが、ここはコイツに任せた方がいい気がする。 のび太はそう思い、コクリと頷いた。 二人の会話に業を煮やしたのか、腰のモンスターボールに手をかけ、戦闘体勢に入る。 コウ「ヒソヒソ話ですか……。関心しませんね。 いくら作戦を立てようと意味が無いんですよぉッ!!!」 そう言いながらコウはモンスターボールを投げる。 中からはクロバットが飛び出した。 しかし、そのモーションに入る時の一瞬のスキをドラえもんは見逃さなかった。 ドラえもんはモンスターボールを投げて言った。 「モココ!フラッシュ!」辺りを激しい光が包みこんだ。 一方、コガネ百貨店前のスネ夫とキキョウの戦いは、まだ続いていた。 キキョウのポケモンが繰り出す技は強力でスネ夫は既に オオタチ、スリーパーの二体を失っていた。 周辺にようかいえきで開けられた穴の数々がその攻撃の激しさを物語っている。 スネ夫「ちょ、こんなに強いなんて聞いてない……」 キキョウ「ラフレシア!ようかいえき!!」 ラフレシアのようかいえきがバクフーンにヒットしもがき苦しむ。 スネ夫『くそっ!コイツは幹部の中で一番弱い奴じゃないのか?だからのび太達に先を任せたのに……。』この二週間、スネ夫は頭脳労働ばかりで実戦を積まなかった自分を呪った。 しかし後悔先立たず。スネ夫が葛藤に陥ってる間にも敵の攻撃は休まない。バクフーンはもう瀕死寸前だ。 ここでバクフーンを失ったら、手持ちは爆発しか能のないマルマインと明らかに戦闘用ではないドーブルだけになる。 それはなんとしても避けなければならない。 キキョウ「ラフレシア!トドメよ!」 キキョウのラフレシアが黒い液を飛ばす。 その前にスネ夫の指示が飛んだ。 スネ夫「くそっ!ヤケクソだ!バクフーン!!えんまく!」 スネ夫が指示を出すとバクフーンから黒い煙が発生し、辺りを覆った。 戦場は黒い闇に包まれる。 スネ夫『今のうちにあそこへ……。』 キキョウ「えんまく……、何も見えないわ……。」 キキョウは辺りを見回す。 キキョウ「闇に乗じて戦う気かしら?」キキョウは呟く。 下手に動くと足元の穴につまづいてしまう。 キキョウはとりあえず、おとなしく煙幕が晴れるのを待った。 しかし、煙幕が晴れてもそこにはスネ夫の姿は見えなかった。 キキョウ「くっ!いない!逃げたのね!」 キキョウが叫ぶ。あまり時間は経っていないハズだからそんなに遠くには行っていまい。 キキョウは辺りを注意深く見つめる。 すると、少し遠くにあるポケモンセンターのドアの入り口の靴ふき用のシートに、不自然な泥がついているのを確認できた。 キキョウ「ふうん……。成程。 ポケモンセンターに逃げ込んだのね。確かにここならあたしをやりすごせ、かつポケモンの体力も回復出来る。 お子ちゃまにしては良く考えた方だと思うけど甘いのよねえ。 行きなさい。アリアドス!マタドガス!」 キキョウはアリアドスとマタドガスを繰り出した。 キキョウは流れる様に指示を出す。 キキョウ「アリアドス、クモの巣でポケモンセンターの入り口を封鎖して。」 アリアドスの糸がポケモンセンターの入り口を塞ぐ。その糸はかなり太く、とてもじゃないが千切れそうにない。 キキョウ「これで脱出不可能……、次はマタドガス、ポケモンセンターにだいもんじ。」 マタドガスは口から炎を発射した。 あっという間にポケモンセンターからは火の手が上がる。 キキョウ「残念ね。いくらポケモンを回復しようと、 トレーナーが焼け死んでしまったら意味がない。 意味がないのよ。」 オレンジに染まるポケモンセンターを見てキキョウは冷たく笑った。 雨にも関わらず、ポケモンセンターは激しく燃え、ついにそれは崩れ落ちた。 キキョウ「折角、部下達が簡単ながら復旧作業をしたのにもったいなかったわね。 さて、次に行きますか。」 キキョウがスネ夫の死亡を確信し、その場から去ろうとしたときだった。 キキョウの足が突然止まった。 何者かの気配、いや、殺気を感じたからだ。 キキョウ『殺気……。 奴はまだ何処かにいる!しかし、ポケモンセンターからの脱出は不可能。所どころ、拙い穴が空いてるがその大きさでは脱出出来ない。 一体何処から……。』 キキョウはキョロキョロと周りを見回す。雨が降っているだけで、もちろん誰もいない。 キキョウ『気のせいね……』キキョウがホッと胸を撫で下ろした瞬間だった。 突如地面が盛り上がり、中から出てきた黒い影がマタドガスを吹き飛ばした。 キキョウ「なんですって!?」 キキョウは驚く。 影の正体はよくよく見ると、なんと先程のバクフーンだった。 キキョウ「くっ! 防御が高いマタドガスがあんなにダメージを受けてる……。 ということは、今の技は地面技のあなをほる?」 スネ夫「大正解♪」 案の定、続いてスネ夫が穴の中から飛び出してきた。 ポケモンセンターが焼け落ちるとき、あなをほるで脱出していたのだ。 キキョウ「まさか地中から脱出してくるとはね……。見くびってたわ。 どちらにしろ、あのあなをほるの威力から考えるにアンタのエースはバクフーンのようね。 早めに潰しとくわ。 マタドガス、だいばくはつ!」 キキョウがだいばくはつを指示する。 しかし、マタドガスは動かない。 キキョウ「なっ、何故!?」キキョウが叫ぶ。 すると、スネ夫が喋りだした。 スネ夫「おうじゃのしるしで怯んだんだよ。 どちらにしろラッキーだな。 でも回復装置はやっぱり壊れたままだったし……。 このままじゃかなわないな…… よし、逃げる。」 そう言うと、スネ夫は一目散に逃げ出した。 キキョウ「くそっ!待ちなさい。」 キキョウも慌てて後を追った。 キキョウ「ラフレシア!ようかいえき」 スネ夫「おっと危ない。」 キキョウ「おのれ……チョコマカと……」 キキョウが、ショートカットながら乱れる髪をかきわけ、スネ夫を追う。 二人の通った後は、ようかいえきのため無数の穴が空いている。 スネ夫は必死で逃げる。 しかし、闇雲に逃げている訳ではない。スネ夫にだって考えがあって逃げているのだ。 そして、スネ夫はある建物まで逃げる事が出来た。 スネ夫『よし!着いたぞ!』 スネ夫は胸を撫で下ろす。 そして、スネ夫はそこの扉を開け、中に入った。 キキョウ『コガネ百貨店に逃げ込んだ……? 何をする気? あっ、ポケモンの回復ね。』 キキョウは首を傾げる。 奴が何を企んでいるかは謎だが、今は何よりお互い、 目の前の敵を排除することが最も優先すべき任務。 追うしかない。 キキョウはそう思った。 「バン」 勢いよく扉を開け、スネ夫に続いてキキョウが百貨店の中に入る。 キキョウ『奴は……何処?』 キキョウは暗い一回フロアの中、辺りを見回す。 すると、その中に灯りが一つ見えた。 キキョウ「エレベーター……。動いてる…。」 キキョウはエレベーターに駆け寄る。 その灯りは二階で止まっていたが、やがて動きだし五階に再停止した。 そこを目指す理由は一つしかない。 キキョウ「わかったわ!!! 奴の狙いッ!」 キキョウが叫ぶ。 奴の狙いは恐らく、スピーダー、スペシャルアップ等の能力上昇アイテム。 普通はあまり、使われる事は無いが腐ってもポケモンの能力を上昇させるもの。 限界まで使われればその能力は通常時の五倍以上になる。 そうなればさっきあった力の差さえ、簡単に埋まってしまうかもしれない。 キキョウ『くっ! 今からエレベーターで追えば奴のポケモンにアイテムを完全に使う前に叩く事が出来るけど………待ち伏せが怖い。 かといって、階段で注意を払いながら近づけば、奴にアイテム使用の時間をわざと与えてやってるようなもの…… どうするべきなの………? 奴は今、上にいる。 ……上? そうだわ……さっきの要領で……。』 キキョウは考えをまとめ、アリアドスとマタドガスを繰り出した。 スネ夫「よし。 これで全部かな。」 一方、スネ夫はキキョウの予測通り、百貨店の五階で手持ちのポケモン達に能力上昇アイテムと二階で入手した回復アイテムを使っていた。 スピーダー、スペシャルアップ、プラスパワー、ディフェンダー、エフェクトガード、 全てを限界まで使われたスネ夫のポケモン達は先程とは、うって変わってたくましく、強そうに見える。 スネ夫「さて、これからどうするか……。」 スネ夫は考えこむ。 敵は恐らく自分がアイテムを使いに五階に行ったことを悟っている。 そういうように考えておいたほうがいい。 だとしたら戦力的に劣る相手が、直接ここまで攻めてくるとは考えにくいだろう。 また火攻めを使うのかもしれないが、それは不可能。 ここは、さっきの半壊のポケモンセンターとは違ってスプリンクラーが設置されている。 よって火攻めは、まず選択肢から消される。 次に考えられるのが正攻法。 まあ、正攻法と一口に言っても色々ある。 少し捻ってくるのか、それとも純粋な突撃か。 奇策としては、エレベーターにマタドガスを仕込みだいばくはつをさせたり、ラフレシアのようかいえきで床を溶かし奇襲というのも考えられる。 まあ、自分に考えられてるこの時点で、全て想定の範囲内だが。 そして、最後の可能性は「逃げてしまった」ということ。 正直、これは高確率で有り得る。 今手の出しにくい自分を狙うよりのび太やドラえもんを狙った方が、 断然お得だからだ。 しかし、奴としては自分をここで仕留めておいたほうが、 後のことを考えると遥かに有意義だろう。 余計なチャチャを入れられる可能性が減るからだ。 結局、ポケモンセンターでの回復はできなかったからポケモンのPPは少ないまま。 PPエイダーは全てのび太に取らせててしまっていた。 スネ夫「とにかく、僕が今出来る最良の手段はッ! ここで奴を待ち伏せすることだ!」 先程、爆破したのを忘れてポケモンセンターに逃げ込んだのは、 スネ夫最大のチョンボだった。 下手すると死んでいた……。 その事実がスネ夫の体を凍らせる。 しかし、スネ夫は首を振り、そんな考えを追っ払った。 スネ夫「もう、ミスはしない! 僕はさっきの火攻めで学んだ! 皆の為にも! そして僕の為にもね。」 スネ夫は階段の前でキキョウを待ち伏せた。 しかしスネ夫は気づいていない。 キキョウの攻撃は、既に始まっているということを。 次へ
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パリス同盟 エリンディル西方中央部に位置する複数の都市からなる共同国家。 錬金術や水の都などエリンディルの中でも特色の強い地域が多い。 また、リプレイの舞台になっている事も多い為、 リプレイを読んだことがある人にとっては馴染みのあるキャラクターとあえる舞台になる。 ちなみに7つの主要都市がパリス評議会としてとりまとめを行っているのだが、 すべての都市は設定されていないので、 このあたりの設定を使おうとするとちょっともにょったりする。 街 ◆“古き王都”グランフェルデン ◆“機械の街”カナン ◆“遺跡の街”ライン ◆“水の街”クラン=ベル ◆ヴァイス ◆ピアゾン ◆アレスタ ◆オーソン ◆ナレール ◆“廃都”ファリアス 地域 ◆トワド内海 ◆鱈の海 ◆鉄殻 ◆ネルス川 ◆ラッセル川 ◆ヴェンガルド峡谷 ヴェンガルド川 ◆エルガル山 ◆アニア渓谷 近隣 ◆ラクレール ◆グリングロッグ ◆ロダニア ◆ガルド ◆スタッスフルト ◆ヴェンガルド大橋 ◆陰の森 ◆ルディオン山脈 参照:トラベルガイド 西方ガイド